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2007年07月 アーカイブ

2007年07月21日

前準備 - FFFTP設定の確認

XREA+サーバーにMT3.3をインストールする前準備として、FTPソフトの設定の確認をします。
ここではFTPソフトとして、日本で代表的な「FFFTP」を使用します。

1.ホストの設定画面で「PASVモード」を指定

 FFFTP起動後、ホスト一覧ダイアログで「設定変更」ボタンをクリックします。

 次のホストの設定ダイアログが表示されますので、

 ①「拡張」タブを選択して、②「PASVモードを使う」にチェックを入れて、③「OK」ボタンをクリックします。

 これでFTPサーバーとのデータ転送は、PASV(パッシブ)モードとなります。


2.オプション画面でファイルの拡張子が「cgi」のスクリプトの属性を「700」に設定

 FFFTPメニューの「オプション」で「環境設定」をクリックします。

 次のオプションダイアログが表示されますので、

 ①「転送3」タブを選択して、②「追加」ボタンをクリックします。

 次のデフォルト属性の設定ダイアログが表示されますので、

 ①ファイル名に「*.cgi」を入力して、②「...」ボタンをクリックします。

 次の属性の変更ダイアログが表示されますので、

 ①オーナーの全てにチェックを入れて、②「OK」ボタンをクリックします。

 次のデフォルト属性の設定ダイアログ表示に戻りますので、

 ファイル名が「*.cgi」、属性が「700」になっている事を確認して、「OK」ボタンをクリックします。

 次のオプションダイアログの表示に戻りますので、

 「OK」ボタンをクリックします。

 これで、「cgi」の拡張子を持つスクリプトファイル全ての属性が、「700」としてサーバーにアップロードされます。

 サーバーにアップロードされたファイルに対して、属性を変更する手間が省けたり、変更のし忘れ防止となります。



  1. 前準備 - FFFTP設定の確認

  2. 環境設定ファイル mt-config.cgi の編集

  3. mt-config.cgi ファイルの修正確認

  4. MovableType3.3のファイルを(レンタル)サーバーへアップロード

  5. MovableType3.3のセットアップ(インストール)

  6. MovableType3.3へのログインと、ブログの設定


2007年07月22日

環境設定ファイル mt-config.cgi の編集

・シックス・アパートのサイトで、MovableType3.3本体のダウンロード手続きを済ませ、MT3.35(2007年7月現在)を入手します。

・入手した、「MT-3_35-ja.zip」 を解凍します。
 ここでは解凍ソフトとして、日本で有名な「Lhaplus」を使用します。

・解凍後、設定ファイル「mt-config.cgi」の内容を修正追加します。

MovableTypeのスクリプト(cgi)を実行するのに欠かせない情報の殆どは、システムの環境変数として設定されています。そのため、利用している(レンタル)サーバーの様々な環境に合わせた初期値を、環境設定ファイル「mt-config.cgi」に設定する必要があります。

1.解凍した「MT-3.35-ja」のフォルダを開くと、次のような画面が表示されますので、

 「mt-config.cgi-original」ファイルを見つけます。
 このファイルをコピーなどして、「mt-config.cgi」ファイルを作成します。作成した mt-config.cgi ファイルをテキスト・エディターで編集します。
 ここではテキスト・エディタとして、日本で有名な「秀丸」を使用します。

2.mt-config.cgi ファイルを秀丸エディタで開くと、次のような画面が表示されますので、

 ①15行目を修正して、Webブラウザから(レンタル)サーバーへ設置したMT3.35へアクセスする時のパス(=URL)を設定します。

 例えば、取得したドメインが mtdaisuki.com で、Webのルート・ディレクトリ下の mt33 フォルダに設置する場合。

  CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/
   ↓
  CGIPath http://mtdaisuki.com/mt33/

 ②21行目を修正して、環境変数を削除(=コメントアウト)します。

  StaticWebPath http://www.example.com/mt-static
  ↓
  # StaticWebPath http://www.example.com/mt-static

 ③43行目を修正して、SQLite を使用する時のデータベース保存名をパス付きで設定します。
  XREA(+)では、MySQL SQLite BerkeleyDB 共に利用可能ですが、ここでは SQLite を利用します。

 例えば、データベースの保存フォルダを「db」、保存ファイル名を「mt33.db」とした場合。

  Database /path/to/sqlite/database/file
   ↓
  Database ./db/mt33.db

  注意 : ドット(=.)を忘れないようにして下さい。

 ④利用しないデータベースの行を修正して、環境変数を削除(=コメントアウト)します。

  不要なデータベースの設定項目の先頭行に#を追加します。

 ⑤ファイルの最終行の下に、次の内容を追加します。

  DBUmask 0066
  HTMLUmask 0062
  UploadUmask 0062
  DirUmask 0072

 XREA(+)では、Webサーバーがsuexecを使用しているので、必要な設定となります。
 この設定により、他のユーザーがファイルを変更したり、削除することを防ぎます。



  1. 前準備 - FFFTP設定の確認

  2. 環境設定ファイル mt-config.cgi の編集

  3. mt-config.cgi ファイルの修正確認

  4. MovableType3.3のファイルを(レンタル)サーバーへアップロード

  5. MovableType3.3のセットアップ(インストール)

  6. MovableType3.3へのログインと、ブログの設定


2007年07月23日

mt-config.cgi ファイルの修正確認

環境設定ファイル「mt-config.cgi」の修正内容を確認します。

修正した mt-config.cgi ファイルを秀丸エディタで開きます。

確認内容

 1.15行目のCGIPathの修正はOKですか?

 2.21行目のStaticWebPathの削除(コメントアウト)はOKですか?

 3.43行目のDatabaseの修正はOKですか?

 4.不要なデータベース行の削除(コメントアウト)はOKですか?
   28~32行、35~39行、46行

 5.最終行の下に、必要な設定行の追加はOKですか?

以上で、環境設定ファイル mt-config.cgi のここでの編集は終了です。



  1. 前準備 - FFFTP設定の確認

  2. 環境設定ファイル mt-config.cgi の編集

  3. mt-config.cgi ファイルの修正確認

  4. MovableType3.3のファイルを(レンタル)サーバーへアップロード

  5. MovableType3.3のセットアップ(インストール)

  6. MovableType3.3へのログインと、ブログの設定


2007年07月25日

MovableType3.3のファイルを(レンタル)サーバーへアップロード

入手したMT3.35本体のファイルをFFFTPソフトを使用して、(レンタル)サーバーへアップロードします。
 注意 : FFFTPソフトのデータ転送モードを「PASVモード」に設定するのを忘れないようにして下さい。

1.FFFTPでサーバーに接続して(自分のフォルダに繋ぎ)、ファイルをアップロード

 ホストの「public_html」ディレクトリへ、フォルダごとファイルをアップロードします。

 FFFTPで接続後、次のような画面で、

 ①Webのルート・ディレクトリ(=public_html)へ移動します。
 ②ローカルで全てのファイルが入っているフォルダ(=MT-3.35-ja)を選択して、
 ③ツールバーの「アップロード」アイコンをクリックします。
 ④フォルダごとサーバーへアップロードされます。


2.アップロードしたフォルダの名前を「mt33」に変更

 名前を変更するフォルダの上で、マウスの右ボタンをクリックします。
 注意 : MT本体を設置するディレクトリを、「CGIPath http://mtdaisuki.com/mt33/」と設定したので、フォルダ名をmt33に変更します。

 次のショートカットメニューが表示されますので、

 「名前変更」をクリックします。

 次の名前変更(ホスト)ダイアログが表示されますので、

 ①新しい名前に「mt33」を入力して、②「OK」ボタンをクリックします。


3.データベースを保存するフォルダの作成

 ホストの「mt33」フォルダ内に、データベース保存用「db」フォルダを作成します。
 注意 : データベースの保存先を、「Database ./db/mt33.db」と設定したので、dbフォルダを作成します。

 ①mt33フォルダへ移動します。
 次の画面が表示されますので、

 ホスト側の何も表示されていない所(行)で、マウスの右ボタンをクリックします。

 次のショートカットメニューが表示されますので、

 「フォルダ作成」をクリックします。
 フォルダ作成(ホスト)ダイアログが表示されますので、フォルダの名前に「db」を入力して、「OK」ボタンをクリックします。


4.dbフォルダの属性を「700」に変更

 dbフォルダの上で、マウスの右ボタンをクリックします。

 次のショートカットメニューが表示されますので、

 「属性変更」をクリックします。

 次の属性変更ダイアログが表示されますので、

 ①オーナーの全てにチェックを入れて、②「OK」ボタンをクリックします。

 この設定により、他のユーザーがデータベースの内容を参照したり、変更や削除することを防ぎます。



  1. 前準備 - FFFTP設定の確認

  2. 環境設定ファイル mt-config.cgi の編集

  3. mt-config.cgi ファイルの修正確認

  4. MovableType3.3のファイルを(レンタル)サーバーへアップロード

  5. MovableType3.3のセットアップ(インストール)

  6. MovableType3.3へのログインと、ブログの設定


2007年07月26日

MovableType3.3のセットアップ(インストール)

MovableType3.3を(レンタル)サーバーへアップロードしましたので、MT3.35本体のセットアップを行います。

1.Webブラウザで、MT3.35を設置したURLにアクセス

 例えば、取得したドメインが mtdaisuki.com で、mt33 フォルダにMT3.35を設置した場合、
 http://mtdaisuki.com/mt33/ のURLアドレスにアクセスします。

 次の初めての方用のログイン画面が表示されますので、

 ①(レンタル)サーバー側での Movable Type セットアップの準備が整っていることを確認するために、「Movable Typeシステム・チェック (mt-check.cgi)」をクリックします。

 このチェックは、MovableTypeが動作するのに必要な設定の確認と、システム情報の表示を行います。

  ・CGIが動作しているディレクトリ
  ・ホームディレクトリ
  ・cgiwrap/suexecの利用状況
  ・データベースの利用状況

 などの確認結果を知ることができ、MovableTypeを利用する上でも有益な情報となりますので、一度実行することをお勧めします。

 次の結果表示画面で、最下部に「準備が整いました。」と表示されればOKですので、初めての方用のログイン画面に戻ります。

 ②「ログイン」ボタンをクリックします。


2.システム管理者の登録情報の入力

 次のシステム管理者登録画面が表示されますので、

 ①ログイン名
  システム管理者がMovableTypeにログインする時のユーザー名を入力します。
 ②メールアドレス
  システム管理者のメールアドレスを入力します。
 ③パスワード
  システム管理者がログインする時のパスワードを入力します。
 ④パスワード再設定用のフレーズ
  システム管理者がパスワードを忘れた時の秘密のキーワードを入力します。

 などの必要な登録情報を入力後、
 ⑤「インストールを続行」ボタンをクリックします。
  今までの設定が正しい場合、システムの初期化(インストール)が開始されます。


3.インストールの終了確認

 次のインストール終了画面が表示されますので、

 最下部に「インストールが完了しました。」と表示されれば、MovableTypeのセットアップ・インストールは完了です。



  1. 前準備 - FFFTP設定の確認

  2. 環境設定ファイル mt-config.cgi の編集

  3. mt-config.cgi ファイルの修正確認

  4. MovableType3.3のファイルを(レンタル)サーバーへアップロード

  5. MovableType3.3のセットアップ(インストール)

  6. MovableType3.3へのログインと、ブログの設定


2007年07月28日

MovableType3.3へのログインと、ブログの設定

1.MovableType3.3の管理画面にログイン

・セットアップ時、MovableType3.3ログイン画面への2通りの表示

 1-1 Webブラウザで「http://mtdaisuki.com/mt33/mt.cgi」のURLアドレスにアクセスします。(mtdaisuki.com ドメイン直下の mt33 フォルダにMT3.35を設置した場合)

 1-2 前回、MovableType3.3のセットアップ(インストール)のインストール終了画面で、

 「Movable Typeにログインしてください」ボタンをクリックします。


 次のログイン画面が表示されますので、

 システム管理者登録画面で指定した ①ログイン名、②パスワードを入力して、③「ログイン」ボタンをクリックします。


2.ブログを設定

 次のメインメニュー画面が表示されますので、

 「はじめにブログを設定してください。」のリンクをクリックします。


 次のブログの新規作成画面が表示されますので、

 ①ブログ名
  このブログに付けたい名前を入力します。
 ②サイトURL
  このブログにアクセスするWebページのURLアドレスを入力します。
  通常は、取得したドメインのアドレスが自動的に入力されています。
 ③サイト・パス
  このブログのトップページ(index.html)を置くパスを入力します。
  Webページのルート・ディレクトリへのパスが自動的に入力されています。

 注意:
  Webのルート・ディレクトリにブログのトップページを出す場合、変更の必要はありません。
  Webのルート・ディレクトリ(public_html)下に、フォルダを作成してブログを公開する場合、FFFTPソフトなどで(レンタル)サーバーに、ブログの公開フォルダを作成しておく必要があります。


 画面をスクロールして、

 「変更を保存」ボタンをクリックします。


3.サイトの再構築

 次の再構築画面が表示されますので、

 「サイトを再構築」ボタンをクリックします。


 次のサイトを再構築ダイアログが表示されますので、

 「すべてを再構築」となっていることを確認して、「再構築」ボタンをクリックします。


 次の再構築の確認画面が表示されれば、

 ブログの設定は完了です。


4.ブログサイトの表示確認

 Webブラウザで、2.のブログを設定で入力したサイトのURLアドレスにアクセスします。

ブログのページが表示されれば、MovableType3.3のインストールは全て完了です。



  1. 前準備 - FFFTP設定の確認

  2. 環境設定ファイル mt-config.cgi の編集

  3. mt-config.cgi ファイルの修正確認

  4. MovableType3.3のファイルを(レンタル)サーバーへアップロード

  5. MovableType3.3のセットアップ(インストール)

  6. MovableType3.3へのログインと、ブログの設定


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